30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

11/18 MRIと衆議院解散

今日は国立がんセンターMRIと診察を受けた。

ここ数カ月でMRIはかなり受けているので、もはやベテランとも言っていいが、今回のMRIはレベルが違った。何と言うか、体内の細胞の電子スピンのベクトルが電磁場によって強制的に一方向に整列させられたような感覚、悪寒がして全身が粟立った。まるで「これが私の本当の実力です。実は戦闘力53万でした。」と言わんばかりの強烈さ。戦闘力53万のMRIだから、きっといい絵が撮れたことだろう。

終わった後に造影剤を射していた注射針を抜いたら、そこから血が大量に滴り落ちてきた。担当者は慣れていなかったのか、処置をしながら手が震えている。頼むからこういうところで体力を消耗させてくれるな!

 

その後は診断で、前回は母親がいたので遠慮していたが、余りにも直接的すぎて聞けなかった以下のことを詳しく聞いてきた。

①生存率 ②後遺症 ③生殖機能への影響

①思いっきりはぐらかされた。レアな病気なので母数が少なすぎて統計としてまともな確率が出せないのだとは思うが。医者は「治って元気にされている方もいらっしゃいます」と言うが、そりゃあ生きている人しか元気にできないのだから当然のことだろうとまた穿った見方をしてしまう。余り楽観視はできないようだ。

放射線治療の後遺症の可能性が10%、投薬治療での後遺症の可能性が30%だったかな?しかも、後遺症だから生きている人の中の割合なわけで、死亡者も入れるともう少し悪くなるのだろう。こちらも楽観視できる様子ではなさそう。

③やはり影響があるようで、精子の数が減って戻らない人もいるようだ。畸形児率は分からないとのこと。病院での精子保存を勧められた。僕のようなひねくれ者の遺伝子を残す必要があるかどうかも分からないが、検討する価値はあるのかもしれない。

 

暗澹とした気持ちで2時間かけて帰路につき、蒲田の立飲み屋でしこたま飲む。医者には今日からアルコール禁止と言われているが、今日も明日も誤差範囲だろうと勝手な解釈をして、生中4杯・焼酎6杯を頂く。蒲田はとてもいい、僕は労働者街がとても好きだ、生きているエネルギーに溢れている感じがする。蒲田・川崎・鶴見の並びなんてたまらない。今は偉そうにスーツを着て働いているが、労働者街こそが自分の本質に近いのだろうと改めて思う。

立飲み屋でテレビを見ていると、安倍首相が衆議院解散の演説をしていた。僕は多分選挙には病気で行くことができないだろう。でも、消費税を20%にしても、がんの医療費の負担を無料にしてくれるような人がいれば当選してもらいたい。そう、大衆はいつでも自分勝手なのです。

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