30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

保険とリスクと大手病

結構真面目な話なので「です・ます」調にて…。

私は今回の入院に当たって、保険に入っていたことで救われた部分があります。私がどのような視点で保険に加入したのか、実際にがんになった人間の言葉なので、ある程度重みをもって理解して頂けるかと思っています。本ブログが皆様の保険に対する再認識の場になれば幸いです。

 

保険は基本的に儲けようとして入ってはいけません。「大数の法則」にしたがって設計されているため、絶対に胴元(保険会社)が勝つようにできています。日本人の大方が勘違いしていますが、保険は「安心料」ではなく「自分の健康リスクに投資する金融商品」だということを肝に銘じておかなければなりません。そして、基本的には「自分の許容を超えたリスク」「身近なリスク」にのみ投資をすべきです。

私は「医療保険」に、毎月80円の追加で「先進医療特約」を掛けていました。この80円のおかげで陽子線治療の300万円が賄えました。「300万円/80円=37,500倍」と単純に計算すると素晴らしく効率のよい投資であったともいえます。私は本来保険というものはかくあるべしと思っています。すなわち、「自分の許容を超えたリスク」に対する「バッファー」の役割ということです。「自分の許容を超えたリスク」は基本的に起こりえないので、掛け金としては非常に低く設定されています。「地震保険」「火災保険」なんかがこれに該当しますね。こういったものにこそ投資をすべきです。

また、私の父は癌で死んでいますし、両親の家系とも癌で死ぬ人が多いので、他の人の数倍は癌に対するリスクが高いと認識していました。皆さん「自動車保険」の場合は自分が当事者になる様子がありありと想像できるので、真剣に選んで入りますよね?私はそのようなイメージで「自動車保険」と同じレベルの「身近なリスク」という認識で「がん保険」に入っていました。

なお、私が思う入るべき保険の順番は、「がん保険」>「生命保険」>「医療保険」ですが、正直「安いがん保険」だけでいいです。仮に独身だったら「生命保険」もいらないし、先進医療以外だったら健康保険の限度額適用が効くため、一定額以上は払わなくてよい仕組みになっているので「医療保険」も要りません。

私は勉強不足と「先進医療特約」を付けたいという理由で「医療保険」に入っています。今は付いているものが多いですが、私の「がん保険」には「先進医療特約」が付いていなかったのです。結果的には入院となったので幸運でしたが、基本的には「医療保険」は不要でしょう。

 

しかし、日本人って保険に関して余り真剣に向き合わないですよね。近くにいる人のお勧めで入っちゃうのが一番多いパターンでしょうか。例えば、職場に行くと保険のお姉ちゃんが良く居ます。飴・チョコレートを配りながら勧誘して、社会経験のない青年はコロっと入ってしまうわけです。

私が見た中で最悪だったのは、18歳の青年に5000万円の死亡保障のついた保険を売りつけていた生保レディーです。これはハッキリ言ってモラルの欠片もない行為で、こういうことをする輩は万死に値します。しかし、30代になっても生保レディーの言いなりで全く勉強をしようとしない方には、それはそれで問題があります。皆様、きちんと勉強をして「」をしないようにしましょう。間違っても「」をしようと思ってはいけません。

 

こうやって偉そうに書いていますが、私も保険を考え直したのは、自分の父親が癌で死んでからです。それまでは何の考えも無しに大手の生命保険に入っていました。

日本生命・第一生命・明治安田生命住友生命…いわゆる大手の「漢字系生命保険会社」に入っている人は確実に「損」をしています。あなたがいつも貰う、飴・チョコレート・カレンダーはどこからお金が出ているのでしょうか…?入るならば損保系の保険に入りましょう。そして、色々な会社の商品を組み合わせると、大手の半額くらいで同等の保障が受けられます。日本人は大手信仰がありますが、保険に関して言えば、大手の保険は「カス」です。すぐに解約しましょう。

おや、誰か来たようだ…。

 

日本人が保険で大損する仕組み

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