30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

12/15 7D/2W:強迫観念

今日で1クール目の抗がん剤(TS-1)の服薬が終了する日だ。とは言っても、このTS-1と僕の相性は良いらしく、服用しても殆ど副作用らしい副作用は起こっていない。髪の毛は抜け始めているが、それはどちらかかと言えば、最初に打った点滴の抗がん剤の方の影響が強いらしい。

 

先日ショッピングモールに行って気分が悪くならなかったのは実証済みなので、外出許可を頂いて、社会生活復帰のリハビリがてら電車で都内に戻ってみることにした。

電車に乗っているとスーツ姿のサラリーマンが多く乗っており、働いている人に対して何となくコンプレックスを感じている自分が分かる。「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があるが、これは相手から縁を切られるのではなくて、惨めな自分が嫌になって自ら人との付き合いを切って行くのが本質なのだろうなと何となく思う。

 

山手線のとある駅で降りて、鰻を食べて、帰る。

やったことはそれだけ。それだけでも非常に充実していたと感じる。病気になってから小さな喜び・充実を感じることがとても多くなった。

 

病気になる前は、勉強しなければならない・死ぬほど働かなくてはならない・金を稼がなければならない・全てが完璧でなければならない・エリートたらねばならない…様々な強迫観念に突き動かされて生きてきたように思う。

病気になってからは自分に課すハードルがどんどん下がっているのが分かる。何かもう生きているだけで偉いんじゃないかと言うくらい。これが良いことなのか悪いことなのかはまだ分からないし、きっと死ぬまで分からないだろう。

でも、人生なんてそんな大したものでもないのかもしれないな。