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30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

12/19 4D/3W:技術者

会社の先輩2人がお見舞いに来てくれた。がんと判明する前に、僕を含めたこの3人で仕事をしていたことがあり、30代・40代・50代と皆年齢はバラバラではあるが、気の合うメンバーとして上手く稼働して、それなりの成功を収めた。高々数か月前の話だが、もう遥か昔の話に思えるから病院内の時間の流れは不思議だ。

一人はとある技術分野の大家みたいな方で、その分野の特許料でもう働かなくてもいいくらいの収入がある。豪放磊落な性格で、僕は勝手にアニキと慕っている。アニキは大量のカップ麺・ノンアルコールビール・水、そして哲学書を持ってきてくれた。自身も長期入院の経験があり、その時に哲学書を読んで考え方の基本を学んだとのこと。僕にも是非そのような考え方を身に着けて欲しいそうだ。本当に有り難くて感謝の言葉もない。

もう一人は近々ヘッドハントされて会社を移るとのこと。こちらの人もまた別の分野の技術を磨き上げて有名になった人で、そのお陰で引き抜かれたのだ。会社の「良心」みたいな方だったので、とても残念に思う。

 

僕も本来、この2人の様な生き方を目指すべきだったが、どちらかと言えば「技術者」というよりも「段取屋」という側面が強い「技術屋」になってしまった。純粋な技術者でない以上、この2人のように個人の力で働くことは難しく、会社に所属して働くしかない。しかし、病気になってしまった以上、同じ働き方ができるとも思えない。

今後の人生設計をどう修正すべきなのか、ずっとベッドの中で考えている。