30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

12/20 5D/3W:元同期

会社の元同期4人がお見舞いに来てくれた。「元同期」と書いたのは、僕は新卒で入った会社を退職しているからだ。前職は大企業でスーパーホワイト企業、そして絶対に潰れない会社だったと思う。ああ勿体ない(笑)周りの人は皆そう言うし、我ながら新卒ではいい会社を選んだと未だに思うくらいだ。 

最近の会社の様子を楽しく聞きつつ、仮に僕が以前の会社を辞めずに残って病気になっていた場合どうなっていたんだろうか?と考えたりもした。多分、出世の道は絶たれていただろう。病気後2~3年は楽な部署に配属されて、その後はメインの部署に行くことはなく、飼い殺し状態で、かと言って辞めることもできずにダラダラと生きて行くんじゃないないだろうか…という最悪のケースを想定したりした(笑)

或いはもっと最悪のケースで、海外転勤になっていた可能性もあるので、まともな医者に掛かることができずに死んでいたかもしれない。日本国内ですら耳鼻科医が診察で一生に一度出会うか出会わないかくらいの確率の病気なので、海外だと手遅れになっていた可能性も高い。

 

しかし、比較的時間の調整がしやすい今の職種に転職したことによって、病院も比較的自由に行くことができ、東京でレベルの高い診察を受けることができて、病気も比較的早期(とは言ってもヤバいレベルに達する直前だったが)に見つけることができた。

また、病気で仕事ができなくなったり、仮に今の会社で冷や飯を食わされることがあったとしても、別のステージに移ればいいだけの話だ。「大企業という特権階級から降りる」という決断を下した人間は、一度大きなハードルを越えているので、それなりに強いんじゃないかと思う。

結果的に転職して良かったのだろう。

 

最後に僕らしく穿った見方をすると、前の会社の人から見れば、僕はもう付き合う価値のない人間だ。そんな人間のために遠路はるばる時間を割いて見舞いに来てくれたのはとても嬉しかったし、衝撃でもあった。僕は今まで人間関係は損得で結びつくものだと考える傾向が強かったが、皆意外と利用価値だけで付き合いを決めている訳ではないのだな。

社会は僕が思ってたより少し優しい。