読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

1/9-10 2-3D/6W:引越し

がん闘病記(投薬)

宿泊許可を得て、引越しの為に自宅へ戻る。

僕は2年おきくらいに引越しを繰り返しているので、段取りはかなり慣れている。

正直言うと引越しの様な作業は結構好きだ。段取りを決めて、どの順番で完了していくか。頭の中の計画通りに進むとかなり気持ちいい。今回は自分の体調も計画に組み入れる必要があるのが勝手が今までと違ったが、全体として概ね計画通りに進んだ。最近は仕事をしていないので、仕事の段取りをしているようで楽しかった。

そして引越し代金を値切るのも好きだ。5社くらい相見積もりをとって、交渉しながらどんどん値段を下げていく。結局18000円で済ませることができた。入院中なので電話での交渉になってしまったが、立会いだったら直接交渉でもっと安くできていたので残念だ。この文章を書きながら、やっぱり金に汚いと自分でしみじみ思う(笑)

 

荷物は段ボール15箱程で収まったが、半分以上が本だ。それこそ大学時代に血の滲む思いで買った高価な教科書などもあるので、本だけは捨てるに捨てることができない。また、CDも400枚近く所有していて、これも捨てることができない。逆に言えば、僕の荷物の殆どは「本」「CD」なのだ。本もCDも購入した時の記憶が全て残っているので、記憶を捨てるようで中々割り切ることができない。しかし、それ以外のものは殆ど捨ててきた。残った大型製品はテレビ・冷蔵庫くらい。スッキリしたものだ。

荷物を全てトランクルームに押し込んで、無事に仮引越し完了。

 

今は傷病手当を受給の身なので通常の2/3の収入しかないが、家賃をトランクルームに圧縮できたことで経済的には多少安定するだろう。これで母親への仕送りも何とか再開することができる。がん治療に専念するのもいいかもしれないが、「金勘定」なんかの俗っぽいことをしている方が生きている実感が湧く。これからも「俗」にしがみ付いて必死に生きて行きたい。

 

12日に退去の立会があるので、もう一度このマンションには戻らなくてはならない。それで人生で一番波乱に満ちた2年間を過ごした自宅ともお別れとなる。

僕の「終の棲家」はどこになるのだろう。少なくとも今の病院でないことを祈ろう。

 

There's a devil at your side. But an angel on the way.


Editors - An end has a start