30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

2/5 8D:それ

 

昼食後のトイレから部屋に戻る途中の廊下。

ストレッチャーを引いた険しい顔の男性2人組とすれ違う。

見渡すといつの間にか全ての病室の扉が閉じられている。

この光景は既視感がある。僕の父親のときだ。

朝病棟にハリーコールが鳴り響いていた。

つまりはそういうことだったのだろう。

意識させない配慮が、かえってそれを意識させる。

 

陽子線治療8日目。今日の病棟は不気味に静かだ。