30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

2/17 15D:トリップ

今日の陽子線治療中に恐怖体験を味わった。

治療台の上に固定されているときに、完全に平衡感覚が無くなって、自分の上下感覚が完全に失われてしまったのだ。背骨を中心として、遊園地のコーヒーカップの様な回転が襲ってくる。これはヤバい感覚だ。

キューバダイビングで水中洞窟に入ると、上下の感覚が全くなくなるため、非常に危険だという話を聞いたことがある。それと同じような感覚なのだろうか。

 

目を開けることができたら一瞬で治るのだろうが、マスクで固定されているために、1mmすら開けることができない。手には非常ボタンが握られているが、すでに陽子線の照射は始まっており、技師の先生方は外に退出してしまっている。ボタンを押したところで駆けつけるまでに数分かかるのは変わりがない。ということで陽子線の照射が終わるまで耐えることにした。

果たして照射の最中もグルグルは続き、マスクが外されて目を空けた瞬間に僕の平衡感覚は取り戻された。這う這うの体で治療台から降りた後は、近くの椅子にへたり込んで20分くらいグッタリとしていた。

 

陽子線治療15日目。僕は宇宙にトリップしてしまった。

f:id:gifted30:20150126215708j:plain