陽子線治療24日目。残すところ後2回。
昨日は副作用の影響で喉が焼けて、その痛みで中々眠ることができなかった。仕方がないので、今日は「オプソ」という「麻薬」を就寝前に服用することにした。先日意地でも「麻薬」は服用しないと宣言したが、喉の耐え難い痛みに屈服することになったわけだ。
いざ服用してみると、服用後30分後くらいで眠気が襲ってきた。実際の鎮痛作用は2時間程度のようだが、寝付きが悪いときに用いるには十分だ。麻薬入門編完了。
余り想像したくないことではあるが、これが常時耐え難い痛みになったとき、最終的には「モルヒネ」になっていくのだ。ふと、父親が死ぬ数日前「モルヒネ」を服用した後に安らかな顔をしたことを思い出した。
今日の陽子線治療のBGMは椎名林檎の「モルヒネ」が流れていた。今日の僕の決断を暗示していたのかもしれない。偶然にしては不思議なもんだ。