30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

3/14 確率の向こう側

治療が終わり魂の抜けた生活をしていた。治療後1週間は陽子線の副作用が最も強く出る期間とのことなので、まだ入院させてもらっている。治療が終わると日記もサボりがちになってしまう。継続が苦手なのは小学生の頃から変わっていない。

 

さて、僕が入院した時には「嗅神経芽細胞腫」の統計上のデータは存在していなかったが、調べてみると国立がん研究センターよりオフィシャルな発症率が公表されていた。

嗅神経芽細胞腫 << 国立がん研究センター

嗅神経芽細胞腫(きゅうしんけいがさいぼうしゅ)は、鼻の中の上方に存在する嗅上皮から発生するめずらしい腫瘍です。鼻副鼻腔腫瘍の2~3%を占め、100万人当たり0.4人に発症します。

 

以前10万人に1人と書いたが、もっと有り得ない確率だったらしい。日本で年間50人程度しか発症しないということだ。因みにtotoBIGの1等当選確率は「約478万分の1」とのこと。すなわち「嗅神経芽細胞腫」になるのは、totoBIGを2枚買っておいたら6億円当たる確率と等しいということで、これは正直想像を絶する。シックスシグマどころではなかった。もはやナインシグマだ。雷に打たれる確率(100万分の1)の方がまだ高い!

 

しかしながら、年間50人ということは、日本での月間発生率は4人程度。この中から、さらに外科手術陽子線治療をそれぞれ選択する。(因みに僕の場合は進行が進み過ぎていて外科手術は不可能だった)

つまり、陽子線治療をしている関東近辺の病院ということで、医療関係者が僕のことを特定しようと思えば、一瞬で特定できてしまう訳だ。これは恐ろしい。滅多なことは書けなくなってしまった(笑)