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30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

4/9 がんライフ

銀行口座を見ると保険金が振り込まれていた。

僕の罹っている病気は極めて珍しいので「当社の規定ではお支払できません!」と手のひら返しされたらどうしようかと思っていたが、内容確認の電話すらなく、書類提出から僅か1週間程で振り込まれていた。やっぱり生保系と違って損保系は対応が早くていいね!ありがとう、NKSJひまわり生命

結局、入院諸経費・陽子線治療費など差し引いても、結構な額のプラスになってしまった。働いた金ではないので、言わば「あぶく銭」だ。あぶく銭はあぶく銭らしくパーッと使って、この金で何か旨いものでも食べに行こうかと思っている。そして体力が回復したらどこか温泉にでも行きたい。なんか楽しくなってきた(笑)

 

絶賛がんライフ満喫中!

 

こんなことを書くと不謹慎と思う人もいるのだろうね。「他のがん患者はもっと苦しんでいるんだ!何が満喫だ!がん患者らしくしろ!」とお叱りを受けるのかもしれない。実際「がん患者っぽくないね」とリアルで言われたこともある。しかし、普通の人が思う「がん患者らしい」ってどんな状態なのだろうか?

人生に絶望していること?仕事ができないこと?自暴自棄になっていること?家族も苦しんでいること?金銭的に困窮していること?世の中で自分が一番不幸だと思っていること?何で自分がこんな目に遭うのかと運命を呪っていること?死にたくないと思っていること?

 

実際、本ブログに来て頂いた検索ワードを見ていると…

・30代 がん 悲惨
・30代 がん 闘病 絶望
・がん 破産
・がん 失業

こういう「ネガティブなワード」が数割を占める。これが普通の人のがんに対するイメージで、がん患者のブログとして本来書くべき内容なのかもしれない。

 

しかし、実際にがんに罹った僕の心境は全く違うのだ。

今まで型に嵌った幸福像を追い求めて来たが、がんにより強制的ではあるものの、そのラットレースから抜け出せて正直安堵している気持ちもある。30代にしてがんになった以上、もうどうやっても普通の「まともな」生き方はできないのだから、これからどうやって人と違う生き方をするのかどうかを考えるべきだ。治らなかったらそれはそれで仕方がないが、残りの時間で今まで出来なかったことを思う存分すればいい。30代にして人生を見つめ直す機会を与えてもらったのだ。

頭がおかしいと思う人もいるかもしれないが、これが僕の本音だから仕方がない。

 

がん患者の絶望を期待して本ブログにお越し頂いた方、僕はそれなりに前向きに生きているので、申し訳ないがご期待に沿えないと思う。悲惨ながん患者をご覧頂きたい場合は、他ブログをご訪問頂くのが宜しいだろう。

ああ、久しぶりに捻くれ者っぽい文章が書けた(笑)

  

31歳ガン漂流 (ポプラ文庫)

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