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30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

8/4 16D:社会保障とは

がん闘病記2(放射線)

入院38日目・放射線治療16日目。

病室の僕の隣人がかなり重症のようだ。数日前から血を吐いていた。

本当は病状を聞いては駄目なのだけど、嫌でも医者・看護師との話が聞こえてきてしまう。どうも喉に孔を空ける手術をするらしい。声は出なくなるし、水がその孔に入ると肺に水が入って窒息してしまうので日常に大幅な制限が掛かることになる。そして、手術をしてしまうと恐らくもう復職はできないだろう。

しかし、手術後は障害者手帳3級の扱いになるようで、そのことによって生活保護を受けることができる可能性もあるようだ。朝の挨拶はするくらいの関係なので、他人事ながらホッとした。しかし、これからは朝の挨拶もできなくなる。切ない。

 

因みに、お世話になっている社労士さんによると、僕の場合もそれなりに重症ではあるので障害年金3級を受給できる可能性があるらしい。障害者手帳障害年金は全く違うものだということを、恥ずかしながら最近知った。

僕は今まで、その手の社会保障とは無縁で生きてきた。僕の実家もひたすら貧乏だったが、その手の受給はしなかった。親からは心まで貧乏になってはならんということを言われた気がする。しかし、今思えばこれは極端な考えで、そのプライドにより僕の将来の選択を大幅に狭めたという事実もあるわけだ。物事には中庸と言うものがある。

そしてやはり、僕自身が大病をすると変わるもので、障害年金を受給できる資格があるということは、自分が今まで真っ当な生き方をして努力を積み重ねた結果なのだという考えに変わってきた。受給する・しないは全く別の話だけど、今まで頑張って社会に貯めてきた貯金を、一時的に使わせてもらうくらいの考え方には変わってきた。ただ、万が一受給することになっても、ダラダラともらい続けることはしないだろう。

しばらく考えてみることにしよう。