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30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

9/9 外来診察

放射線終了から17日目。

今日は退院してから初めての外来診察。

九州がんセンターの外来でいつも感じるのが、外来受付システムの不合理さだ。どこの病院でも、外来時には診察券を券売機のような装置に入れて受付を済ませる。受付のタイミングは診察時間に関わらず、来院したらすぐにできるのが普通だ。しかし、九州がんセンターでは、診察時間にならないとその受付ができない仕組みになっている。なので診察時間前には、受付機の前にいつも長い行列ができている。色々な病院を回った僕も、このような外来受付をしているのは、この病院以外には見たことがない。

来客モデルで全体の処理能力を上げるためには、バッチ状態(固まり)を作らないようにするのが望ましいことは、理論的にも経験的にも自明だ。30分毎に60人を一度に処理するより、1分毎に2人を処理するほうが、自然であり、処理能力も上がる。受付の時点で固まりができると、その固まりはその後の処理にも波及してしまい、系全体の遅滞を招く。少し考えれば不合理な仕組みであることが分かりそうなものだ。

正直、がんセンターの病棟が建て変わるときに、最も期待したのがこのシステムの刷新だったのだが、新病棟になっても何故かこの不合理なシステムを頑なに維持している。新病棟の1階の外来待合には、旧病棟同様に外来受付で患者が列を作るためだけのスペースがある。本当に無駄だと思う。

 

と前置きが長くなってしまったが、診察自体は特に問題なく終わった。今まで東京で受診していたMRIとPET-CTも九州で受けることができそうだ。また、頭頸部への放射線治療では長期的に歯に影響が出てくるので、歯科の診察も重要になる。近所のいきつけの歯医者が幸いにも九州がんセンターの協力病院だったので、詳細を記述した紹介状を書いてもらうことができた。放射線は長期に渡り身体に影響を及ぼすので大変なのだ。

診察後、入院中に仲良くなった方のお見舞いに伺ったが、比較的元気そうだったので安心した。この方は20回ほど放射線を受けているが、まだ甘味・苦味などは感じることができるらしい。僕は20回の時点ではもう完全に味覚が失われていた。やはり人によって大きく違いが出てくるのだ。最後の放射が終わるまで味覚が残っていることを祈りたい。 

 

用事を一通り済ませて家に帰ると、想像以上に疲れていたようで布団に倒れ込んでしまった。まだまだ復帰は先が長そうだ。