30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

10/6 種の保存再び

放射線終了から44日目。

以前の入院前に保存手続きをした精子の保管期限が近づいてきた。2年毎に手続きをしなければ破棄されてしまうと説明を受けたのを、ブログを読み返して思い出したのだ。こういうときに記録を取っておくとそれなりに役に立つ。


本来は医者の診察を受けなければならないらしいが、電話で事情を説明すると便宜を図ってくれて、遠隔での手続きで済ますことができるようになった。さすがにこれだけのために東京に行くのはしんどいし、行けるのもいつになるのかも分からないので、融通を効かせてもらって助かった。21600円2年間の延長ができるとのこと。この辺の相場はよく分からないが、まあ妥当な金額なのかな?

しかし、当時保存をしたときは、まさか延長の手続きをすることになろうとは思いもしなかった。保存当時は陽子線治療前で、その2年後となると、死んでいるか、病気が回復しているかで、どちらにせよ保存を延長する必要もなくなると思っていたからだ。それが、まさかの再発になり、ここまで長引くことになろうとは。

 

当時の日記を読み返して、下らないことを書いてるな~と笑いながら、あれからもう2年近くの歳月が流れたのだと思うと、何とも言えない苦しい気持ちになった。僕はこの2年間でとてつもなく大きなものを失い続けた。

仕事のスキルは、もうどうしようもないくらい失われているだろう。マラソンを完走する体力なんかもう当然なくて、それどころか近所のコンビニに行くのも苦しいときがある。何より自分自身に対する自信を完全に失ってしまった。

当時の僕の面影を残すものは冷蔵庫の中の精子だけだ。そして、この2年間の間に失ったものの大きさに思いを馳せつつも、頑張って生きて行く他にないのだ。

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