30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

2/9 電験2種

放射線終了から169日目。 

第二種電気主任技術者(通称:電験2種)という試験に合格した。

世間一般の方には何のこっちゃ?だと思うが、この資格があれば、設備管理者として余り体力的な負担をかけずに働ける仕事に就ける。設備業界では最強に近い資格だ。

これを以って転職とかそういう話ではなくて、僕にとってはセーフティーネットが増えた感じだ。仮にがんが再発して失職し、職歴上の空白期間ができたとしても、がん患者だろうが何だろうが、再就職には何ら問題がなくなった。

 

そして、試験そのものに受かったことも嬉しいが、病気や長期の入院で自分の能力・集中力など諸々が低下していると思い込んでいたので、まだまだ衰えていないのだと、少し自信が復活したことが何より嬉しい。

試験があったのは去年の11月で、がんセンターから退院して2ヵ月後。放射線の影響で食事もろくに取れず体力的にも最悪だったし、また離婚も重なり精神面も最悪で、心身共にこれ以上ないくらい最悪な状態だった。正直全く気力も体力も湧かず、受けるのをやめようと思っていたのだけど、僕の生来の諦めの悪さも相まって、試験の2週間前から重い体にムチ打って無理矢理勉強を始めた。

試験中のことは、今でもありありと思い出す。頭痛はするわ、鼻水は止まらないわ、喉がカラカラになるわで本当に大変だった。事前に病気のことを申し出て、特別に試験中に水を飲む許可を得たのだけど、飲むたびに挙手をして、試験官を呼ばなくてはならない。そして、鼻水が大量に漏れ出して、解答用紙にべっとりと掛かったときはさすがに気持ちが折れて、解答用紙をぐちゃぐちゃに丸めて放り投げて帰ろうかとも思った。

試験そのものよりも、はっきり言って自分との闘いだった。午前・午後と試験があるのだけど、午前が終わった時点で頭痛が凄くて、もう帰って寝ようかと思ったくらいだ。試験が終わった時は、出来がどうこうよりも、とにかく頭が痛くて、疲労困憊でフラフラしていて、早く家に帰って寝たかった。

 

しかし、諦めずに受験して本当によかった。合格した以上に、最悪の状態で乗り切ったということが今後の自信に繋がると思う。僕は本当に諦めが悪い(笑)そして、そんな諦めの悪い自分のことは結構好きだ。