30代ひねくれ者のがん闘病記

性格が捻くれた30男のがん闘病記 転移で第2章スタート

12/1 臥薪嘗胆

このブログは親切(お節介)なことに「あなたは1年前にこんなことを書いています」というのを定期的にお知らせしてくれる機能がある。先日その通知があった。去年の今頃はどんなことを書いていたのだろう、と覗いてみると、そこにはこの世のありとあらゆる不幸を体現した男の日記があった。

さもありなん。一番酷い目に遭っていた時期だ。

 

あの時期はもちろん体力的にも苦しかったが、それ以上に離婚をはじめとして、人の悪意に触れることが多くあったため、精神的に非常に参っていたことを思い返す。とは言え、比較的冷静な筆致であるから、日記を書くために文章として推敲する中で、自分の感情を整理できていたのだと思う。

でも、正直あの時期は一切の人間を信用できなくなっていた。信じられないかもしれないが、味覚がないことをネタにする人もいた。僕が味覚障害で苦しんでいる正にその時に、半笑いで小バカにするようなことを言われたときは、悲しいやら悔しいやらで目の前が暗くなったものだ。

 

一方で僕を心配して定期的に連絡をくれる人もいたし、心から心配してくれる人もいた。僕のために泣いてくれる人もいた。そんな人たちに報いるために頑張ろうとも思えた。

いつか人生が上手く回り出せば、「そうだ、この世はこんなにも希望に満ち満ちていたのだ」と再認識することであろう。その日を楽しみにしつつ、捲土重来・臥薪嘗胆・艱難辛苦…忍耐に関わるありとあらゆる四字熟語を胸に秘め、今はひたすら耐える。