30代がん闘病記

転移で第2章スタート

6/17 人生の質

がんセンターに半年に1度の検査に行ってきた。腫瘍の大きさは変わらず、現状維持といったところだ。そして、鼻水も相変わらず原因不明で止まらないし、味覚もぼんやりとしたままだ。この2つが僕の人生の質の低下に大きな影響を及ぼしている。

がん治療に伴う味覚障害の外来を紹介してくれるように主治医にお願いしたが、そのような外来はないとのこと。福岡だから無いというわけではなく、全国的に無いらしい。治療後のことなので、あまり議論としては活発でないのかもしれない。そして、医療関係者には、治療後のことまでは面倒を見きれないという風潮があるのは否めない。

 

さらに僕は嗅覚すらないわけだかから、その分さらに味が分かっていない。多分、常人の3割くらいしか味覚を感じてないんじゃないだろうか。

仮に2度目の入院治療により、残り10年だった寿命が残り20年に延びたのだとしよう。でも、その代償として僕の人生の質は半分以下に低下してしまった。10年×1と20年×0.5。トータルで同じなら、残り短くとも楽しい人生であった方が良かった。

 

仕事が終わったらおいしいものを食べようとかいうのは、日々のモチベーションになるものだ。全般的に人生のモチベーションが上がらないのは、もちろん病気による体力・気力の低下によるところが大きいが、こういう日々の小さな喜びがないことも大きいだろう。

何と言うか、何の楽しみも歓びも希望も無く日々を生きて、何のために生きてるんだろうなぁというのはいつも思っている。本当にただ生きているだけだなぁと。

こんなことを現実で言うのは憚られるからブログで書くのだけど、生き残ってもこんな目に遭うならば、治療を受けずに残り短い人生を楽しく生きて、さっさと死んでしまった方がよかったとさえ思う。